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TRUST

 9・11はまるで映画を見ているようでした。悪は敵として認識し、世界が同調しました。事件から10年以上がたちワールドトレードセンター跡地は再開発されています。
FUKUSHIMAは確信犯とも言えるイデオロギーを悪として特定しづらい面を持ったまま、10年後も汚染されたまま在り続けるのでしょう。
信頼できない情報をテレビやモニターの表面から受け取り、日々の生活から思考停止される私たちへの警鐘として「TRUST」シリーズがあります。         
またこの期におよんで原発どうしましょうと呑気な私たちを尻目に戦うFUKUSHIMAの誇りと自信、精神の錨を投げてそこに留まる決意と強さを「それでも木漏れ日は」シリーズに込めました。FUKUSHIMAについて表現する時、この2つの切り口がどうしても必要だったのです。

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