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F-100


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F-100


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 綿布の上に接着剤としてのメディウムをまき、同様に鉄粉を全体にまくことで薄くではあるが鉄の皮膜を形成します。無垢の鉄板と同じとは言えませんが、薄い鉄の膜は、仕草として同様の反応を示します。


 F100号の鉄粉の皮膜をもったバネルに酸によるドローイングを行い、水分を与えることで、急激に錆を作ります。黒い鉄色の画面が橙色に変化をはじめます。その際、粒子と存在した鉄粉はあ互いに溶けはじめ、あたかも鉄板を思わせるように浸食していきます。


 綿布という比較的接着力の高い基底材のため、 むしろ鉄板のように薄く錆が剥がれ落ちることを避けることができます。 鉄粉を画材として自由に使用することが可能になりました。

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